お参りいろは

私たちの日常生活は神社にかかわることが多いと思います。神道においてのお参りの意味などにふれてご紹介します。玉串、神社の鈴、賽銭、破魔矢、おみくじ、絵馬について。
私たちが日頃から身近にふれている神社神道のご紹介です。


玉串

■玉串(たまぐし)の意味について
玉串は神前にお供えするものとして、米・酒・魚・野菜・果物・塩・水等の神饌(しんせん)と同等の意味があると考えられています。しかし、神饌と異なる点は、玉串拝礼という形で自らの気持ちを込めて供え、お参りをするということです。
玉串を捧げて祈る気持ちがこめられることにより、祀られる神と祀る人との霊性を合わせる仲立ちとしての役割を果たす供物といえます。


鈴

■参拝に鳴らす鈴の意味について
社頭に設けられた鈴は、その清々しい音色で参拝者を敬虔な気持ちにするとともに参拝者を祓い清め、神霊の発動を願うものと考えられています。
また、巫女による神楽舞の後に参拝者に対して行われる鈴振りは、祓い清めの意味を有するものということができます。
この他、お守りなどの授与品に鈴が用いられるのは、魔よけや厄除け開運のためともいわれています。


賽銭箱

■お賽銭について
現在では神社にお参りすると、お賽銭箱に金銭を供えることが一般的ですが、このように金銭を供えるようになったのは、そう古いことではありません。
もともと、ご神前には海や山の幸が供えられました。その中でも特に米を白紙に巻いて包み「おひねり」としてお供えしました。
私たちは祖先の時代から豊かな自然に育まれ暮らし、秋になると米の稔りに感謝をして刈り入れた米を神様にお供えしました。こうした信仰にもとづき、米を「おひねり」としてお供えするようになったのです。しかし、貨幣の普及とともに米の代わりに、金銭も供えるようになりました。


破魔矢

■破魔矢について
お正月に神社に参拝した際、破魔矢を受けられる方は多いかと思います。破魔矢は、その年の干支の絵馬が付いたものがあるなど、一年間お飾りする縁起物となっています。
破魔矢はその名称の通り、魔を破り、災いを祓う矢として信仰されています。建築の上棟祭の折のにも、鬼門の方角である東北と裏鬼門の方角である西南の方向に向けて、屋上に二張の飾り弓矢を設けたり、鳴弦(めいげん)の儀と称して、神職が実際にこの方向に向けて弓の弦を打ち鳴らす所作をおこなうことに基づくものです。
破魔矢の飾り方ですが、神棚や床の間など清浄な場所に飾って戴ければ問題ありません。


おみくじ

■「おみくじ」について
一般的に「おみくじ」は、個人の運勢や吉凶を占うために用いられているわけですが、種類もいろいろとあり、神社ごとに工夫も窺うことができます。
そもそも占いとは、物事の始めにあたって、まずご神慮を仰ぎ、これに基づいて懸命にことを遂行しようとする、ある種の信仰の表れともいえます。
「おみくじ」は単に吉凶判断を目的として引くのではなく、その内容を今後の生活指針としていくことが何より大切なことといえます。また、神社境内の木の枝などに結んで帰る習わしもありますが、持ち帰っても問題はなく、引いた「おみくじ」を充分に読み返し、自分自身の行動にも照らしあわせてみたいものです。


絵馬

■絵馬について
私たちが神社に参拝したとき、祈願の内容を絵馬に記して奉納しますが、これはもともと、神々に本物の馬を供えていたことに由来します。
古くは『続日本紀』(しょくにほんき)などに、祈雨止雨、そのほかの祈願のために生きた馬を献上していたことが見られ、当時から神々の乗り物として馬が奉献されていたことが分かります。その後、代用として馬像や、さらに簡略化された絵馬が奉納されるようになりました。
絵馬には本来、馬の絵が描かれましたが、時代や人々の願いとともに、馬以外の絵も描かれるようになりました。その内容は、祭礼の模様や干支などを絵に現したものなどさまざまです。
受験シーズンが近づくと、合格祈願の絵馬が多く奉納されるなど、絵馬は人々の祈りの形を現したものということができます。


お祓い

■厄祓(やくばらい)について
厄年の年齢は、人の一生の中でも、体力的、家庭環境的、あるいは社会的にそれぞれ転機を迎える時でもあり、災厄が起こりやすい時期として忌み慎まれています。
その年に当たっては、神様の御加護により災厄から身を護るために、神社に参詣をして、災厄を祓う厄祓いの儀(厄除け)がおこなわれます。
厄年の年齢は「数え年」で数え、地域によって多少異なるところもありますが、男性が二十五・四十二・六十一歳、女性が十九・三十三・三十七・六十一歳などをいい、この年齢の前後を前厄・後厄と称します。
厄祓は、七五三や成人式、年祝いなどとともに、人生における通過儀礼として、大切に考えられています。


餅つき

■お年玉
「初詣」「お雑煮」「お年玉」など、一年の始まりのお正月には日本人が古来大切にしてきた「年」の観念を見ることができます。
お年玉に注目してみると、今日ではお金を包むことが多くなりましたが、もともとは丸いお餅を大人も子供もいただくものでした。
このお餅をいただくことでお正月にお迎えする年神様の魂を分けてもらい、年を一つ取ると考えたのです。
また、このお餅を牛や馬などの家畜、鋤や鎌などの道具にも与える地方もあります。これは、人だけでなく世のすべてのものがお正月を一緒に迎え、年を取ると考えられてきたからです。



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芽生神社冬