神社のQandA

神社並びに神道に関しての、よくある質問をまとめてみました。
その疑問・質問にお答えします。


■Q-神棚って必要?
 A-神棚は、神社でいただいてきたお神札をおまつりする神聖な場所です。私たち日本人は、神さまへの日々の感謝の念をあらわすため、神社からいただいてきたお神札を家の柱などに貼ったり、より丁重におまつりするために、神棚を設けてお神札をおまつりし、神さまの御加護を祈念してきました。
朝は家族の健康と安全を願い、一日の終わりには平穏無事に過ごせたことに感謝してお参りします。また、お祝いごとのあったときなどは、その都度神棚にその喜びをお伝えし、神の恩恵に感謝してお参りしましょう。

■Q-不幸があった場合は神棚はどうすればいいの?
 A-「家で葬式を出したから」「親戚に不幸があったから」そんな理由で神札(大神宮・氏神・年神さま)をおまつりせず、一年を過ごしてしまっていませんか?実は誤解なのです。
五十日まで正面に白紙をはります。 五十日(仏教でいう四十九日)までは「忌中」ですので、神棚の正面に白紙をはり、神まつり(お供え物、おまいり)は遠慮します。 五十日を過ぎましたら(=忌み明け)白紙をはずし、神まつり(お供え物、おまいり)を再開してください。

■Q-お参りに手を洗う・手水(てみず)をする)のはなぜ?
 A-日本人は古くから禊(みそぎ)や祓(はらえ)を行って来ました。禊は川や海の水に身を浸(ひた)すことです。水によって身を洗い清め、罪(つみ)・穢(けがれ)を除(のぞ)くことです。
この禊を簡略(かんりゃく)にしたものが<手水>というわけです。

■Q-お参りに拍手をする・柏手(かしわで)を打つのはなぜ?
 A-奈良時代には手を打つことが挨拶(あいさつ)でした。今日でも礼手(らいしゅ)と言って手を一つ打つ作法があります。神社にお参りする際、手水の前に行います。またお参りした後に、御神酒(おみき)を戴(いただ)く場合、更(さら)には食事の前などにも行います。そこで神前では最も古い挨拶を行っているということになります。

■Q-お祓いで振っているものを何と呼ぶの?
 A-大麻(おおぬさ)と言います。木の棒に紙垂(しで)(紙を折り垂したもの)を付け、麻の緒(お)を結んであります。榊(さかき)の枝に紙垂・麻緒(あさお)を付けて用いる場合もあります。これを左右左と振ることにより、穢(けがれ)を吸い取るのだと考えられています。

■Q-神主さんが持っている木の板は何と言うの?
 A-笏(しゃく)と呼びます。本来は威儀(いぎ)を正すためのものですが、メモを貼(は)り付けて用いたり、縦(たて)に割って笏拍子(しゃくびょうし)に使うこともあります。素材は古くは櫟(いちい)の木を用いました。位(くらい)が一位になるようにという貴族の願望から出た語呂(ごろ)合わせによっています。なお「笏」の訓はコツですがシャクとするのは音が「骨」に通ずるのを嫌ったためです。
「ネコモシャクシモ」とは、ここからきています。「お坊さんも神主さんも」という意味です。

■Q-祝詞(のりと)ではどんなことを言っているの?
 A-大まかには「神様にお守り戴(いただ)いていることへの感謝・奉告(ほうこく)<結果を申し上げる>」と「願いごと」の二つから成り立っています。主に大和言葉(奈良・平安時代の日本語)を用います。古くは神話を語ったり、神徳(神様のお力)を申し上げたり、呪文(じゅもん)を唱えたりする内容でした。「言霊(ことだま)」と言って言葉の力によるため、大祓詞(おおはらえことば)のように言葉によって祓えを行ったり、出雲国造神賀詞(いずものくにのみやつこのかむよごと)や中臣賀詞(なかとみのよごと)のように長寿をことほぐ例もあります。

■Q-何でも祈れば叶(かな)うの?
 A-「いのる」という言葉は「い」と「のる」から出来ています。ここでの「のる」は内に秘めていたものを外に現すといった意味があります。「い」はそれを強める語です。そこで「心中に思い詰めていた事柄を神様に申し上げる」ことが「いのる」の本来の意味ということになります。正しい願いごとであれば、早いか遅いかの差はありますが必ず叶えられましょう。邪(よこしま)な願いや道に外れたものは叶いません。

■Q-どんなことでも祓えばよいの?
 A-祓(はらえ)は罪・穢(けが)れ・災いなどをを対象とします。自分の周辺にそうしたものがある場合は祓えを行うとよいでしょう。
ただし時と場合によっては、必ずしも祓えで事が足りるわけではありません。心構えや生活での取り組みにも大切な意味があります。  たとえば新車のお祓いをしても運転する人の心掛けが悪ければ意味がありませんし、不慮(ふりょ)の死者があったからと言って闇雲(やみくも)に祓っても何の成果も得られません。この場合は魂(たま)まつりをしてから祓わなければならないからです。

■Q-正月って何?
 A-暮れにはどの家庭でも大掃除をし、神棚(かみだな)のある家では注連縄(しめなわ)を取り換え、玄関に注連飾(しめかざ)りを付けます。新年を迎えるための準備です。こうした仕度(したく)が何のために行われるのかが忘れられつつあります。ついこの間までは誰もが知っていました。正月が三日間もお休みなのは、歳神(としがみ)をお迎えするためでした。年の初めに神様が家々を訪れ、一年の実りと幸せとをもたらしなさる日でした。そこで神迎えのため家の中をきれいにします。注連飾(しめかざ)りは家内が清浄になった証拠です。

■Q-おみくじはどう受け止めればよいの?
 A-古くは神様にお尋ねしてから物事を行いました。つまり〈くじ〉は生活の一部だったのです。その名残は今日の〈くじ引き〉にも微(かす)かに残っています。当り・外れの感覚には僅(わず)かですが期待と不安とが入り混っています。〈おみくじ〉とは〈くじ〉を丁寧に言ったことばで、始めから占いの一種でした。その〈おみくじ〉に書かれた全てを読む必要はありません。最も気に掛かる事柄だけを見ればよいのです。しかも結果がわかれば用済みです。そこで境内の樹木などに結び付ける人が多いのでしょう。確かに凶については持ち帰りたくないところですが、大吉などをも結(ゆ)い付けたくなるのはなぜでしょう。それは〈結ぶ〉ことに意味があるためでした。身を結ぶわけです。

■Q-祭って何?
 A-まつり〉は従来「〈待つ〉から出たことばだ」と言われていました。最近の研究では〈従う〉ことを言う古語〈奉(まつ)る〉が語源だと言われます。「神様を心の底からお慕(した)いして従うこと」が〈祭〉の元からの意味だと言うのです。そこで、お祭とは「神前に山海の珍味や御酒を捧げ丁重におもてなしすること」の意となります。直会(なおらい)にはそれを神様と一緒に戴(いただ)くという意味があります。



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芽生神社社殿